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ローパスフィルタークリーニング(3) [カメラ日記]

新しいシルボン紙スティックに無水エタノールを染みこませたら、カメラのメニューでミラーアップを実行します。





メニューボタン>ツールアイコン>クリーニングミラーアップ>する
と選択するとダイアログが出ます。
次にシャッターを押すとミラーが上がってローパスフィルターが剥き出しになります。
※これ以降は電源をオフにするとミラーが降りてしまうので、誤って電源を切らないように気をつけて作業をしてください。

バルブでミラーを上げっぱなしにしてクリーニングしている方もいらっしゃるそうですが、その場合は撮像素子に電気が流れっぱなしになるのでローパスフィルターに静電気が発生して余計にゴミを吸い寄せてしまいます。
必ずクリーニングミラーアップでミラーを上げるようにしましょう。
また作業中に電源が切れてミラーが落ちてこないよう、電池はフル充電するようにしましょう。


これがミラーの下がっている状態。↑


ミラーが上がってローパスフィルターが剥き出しになった状態。↑
(中央の青くて四角いものがローパスフィルターです。)


クリーニングスティックをローパスフィルターの真ん中に垂直に立てます。
(中が良く見えるように照明の角度を工夫するとやりやすいです。)


まずはクルクルとゼンマイのように円運動して拭き上げていきます。
ローパスフィルターを傷つけないように優しく拭いていきましょう。
拭き残し部分がないようにしっかりと鯉の口の軌跡を見て追いましょう。
無水エタノールが蒸発するまでの拭き跡は、約1cmほどが理想的だと思います。
一周して戻ってきてもまだエタノールが蒸発せずに跡が残っていたら、それは浸しすぎです。
次回から少なめに染みこませましょう。


ローパスフィルターは四角いので、最後まで円運動で拭き上げることは出来ません。
だんだん楕円運動に替えていって最後は四角い縁にそって拭き上げます。


D80の場合、最後にスティックを逃がす場所は写真の部分です。
※他機種は別の部分にあるそうです。
D80本体を逆さに持ったのは、この逃がす部分にスティックが行きやすくなるためなのです。
ローパスフィルターから離脱する瞬間は、スティックを斜めにして鯉の口とローパスフィルターの接触面が線から点になるようにします。


ローパスフィルターに照明を当てて、目視で綺麗になっているかを見ます。
目で見えるゴミがある場合は、もう一度シルボン紙を新しく巻き直して拭きます。

私の経験上で言えば、一度でゴミが取れることはありません。
少なくとも3回、多ければ7回以上拭き直さないと綺麗にならないこともありました。
プロでも一度では綺麗に出来ないとおっしゃっていました。
ですから一度で綺麗にならないと落ち込むことはありません。

最後に電源をオフにしてミラーを下げます。
レンズを付けてまた壁に貼った白い紙を撮影。
等倍表示してゴミが無くなったかを確認してください。
目で見てローパスフィルターが綺麗になっていても、実際には微細なゴミが残っていることは多々あります。
写真に支障が出るほどのゴミが写っていたなら、諦めてもう一度拭き直しましょう。
この程度なら良いかと妥協できるなら、目をつぶって忘れるのが良いかと思います。

ニコンサービスのスタッフ曰く、全てのゴミを取り除くことは不可能に近いとのことです。
ニコンのチェック規格であるF16の絞りではゴミが写らなくとも、F32まで絞ればローパスフィルター前の空間に浮遊している塵まで写ってしまうことがあるのです。
どの程度で合格とするかを自分で決めておかないと延々と作業が続きます。
自分が納得できる線引き部分をしっかりと決めておきましょう。

作業は以上で終わりです。無水エタノールをこぼさないように片付けて、シルボン紙の束に埃が付かないように仕舞いましょう。

ローパスフィルタークリーニングは習得してしまえば、さほど難しい作業ではありません。
よほどガサツな方でなければ、誰でも出来る作業だと思います。
いかに手が覚えるまで練習をするかに尽きます。

クルマのオイル交換やプラグ交換と同じでやったことがない時は初心者の自分には・・・と尻込みしてしまうものですが、このローパスフィルタークリーニングも似たようなものと思います。
一度やってしまえば何てことはなくなります。

ニコンに清掃に出さずともいつでも自分で拭き上げられるとなれば精神衛生上にも余裕が出来るので、「ローバスゴミ神経症」にかかりそうになっている方はぜひ習得してみてください。(^_^)」


※このブログエントリーを参考にしてローパスフィルター清掃作業をする場合は、全てご自身の責任において作業を行なってください。
作業通りに実行して傷が付いたり故障や破損等のトラブルが発生しても、一切その責任を負うことはできませんのでその点をご了解ください。


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コメント 2

おがた@502

ぬぉー、超参考になります。
クリーニングのバイブルですね。

これ、撮影大変だったと思います。お疲れさま&ありがとうございます。
by おがた@502 (2007-11-05 13:06) 

りんごろう

おがた@502さん>

ロードスターをいじれるおがたさんですから、ローパスクリーニングも問題ないかと思います。
チャレンジしてみてください。

今回の撮影は、妻に頼んでIXY900ISで撮ってもらいました。
私はただ作業をしていただけなのですが、説明になる写真がうまく撮れていてホッとしました。
by りんごろう (2007-11-05 22:18) 

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